中古のPS3、買っても大丈夫?
「安いし懐かしいゲームが遊べるから…」
そんな理由で中古のPS3を探していませんか?
でも、ちょっと待ってください。
実は今、中古PS3は“買って後悔する”人が続出しています。
- すぐに壊れて使えなくなった…
- 読み込みエラーが頻発…
- 修理したくても受付が終わっていた…
SNSやレビューでも、「買わなきゃよかった」の声が目立ちます。
この記事でわかること
- なぜ今、中古PS3はやめた方がいいのか
- 後悔しないための型番や購入方法
- PS3の代わりになる便利な選択肢
中古でPS3を買おうか迷っているなら、
この記事を読んでからでも遅くはありません!
中古のPS3を買うのはやめた方がいい理由

中古でPS3を買うとき、多くの人が「安く名作ゲームをもう一度楽しめる」と考えます。
確かに、かつての名作タイトルやPS1・PS2互換モデルに魅力を感じるのは当然のことです。
しかし、2025年現在において中古PS3は多くのリスクを抱えた“地雷アイテム”になりつつあります。
1. 故障リスクが高すぎる
PS3はすでに発売から15年以上が経過しています。
特に「初期型」や「薄型初期モデル」はハンダ割れやYLOD(黄灯)といった致命的な故障が多く報告されています。
また、冷却ファンや光学ドライブの劣化も深刻。ゲームが読み込めない、突然電源が落ちる…などのトラブルが頻発しています。
実際の声(Xより)
「ハードオフで買ったPS3、1週間で動かなくなった…」
「ゲーム読み込み中にフリーズ。やっぱやめときゃよかった」
2. 修理サポートはすでに終了
ソニー公式は、2023年時点でPS3本体の修理受付を完全終了しています。
故障した場合、メーカー対応は不可能。つまり「壊れたら終わり」ということです。
中古ショップによっては初期不良保証があるものの、保証期間が1週間〜1ヶ月と短く、長期使用には不安が残ります。
3. オンラインサービスは終了・制限多数
PS3のオンライン機能は、2024年に多くのサービスが終了しています。
たとえば:
- PSNを利用した一部タイトルのマルチプレイ不可
- ストアでのDLC購入が不可に
- トロフィー同期やフレンド管理が不安定
オフラインで遊べるゲームは多いですが、「完全な体験」はもうできないと言えるでしょう。
4. 価格が意外と高い&状態がバラバラ
「中古=安い」と思われがちですが、PS3の中古は意外と割高。
人気のあるPS2互換モデル(CECHA00など)は1万円以上することもあり、状態もバラつきます。
また、箱なし・コントローラー欠品など付属品の欠如も多く、総額で見るとコスパが悪いケースも多いのです。
結論:安さだけで買うと、確実に後悔するかも
PS3の中古は、「安物買いの銭失い」になりがち。
名作をもう一度楽しみたいという気持ちはわかりますが、それなら後述する「安全な代替手段」も検討すべきです。
よくある故障とリスク【特に初期型】

PS3は型番によって構造や耐久性に違いがありますが、特にリスクが高いのが「初期型モデル」です。
「中古で買ったらすぐ壊れた」という声の多くは、この初期型に集中しています。
初期型で多い致命的な故障
■ YLOD(イエローライト・オブ・デス)
電源を入れた瞬間に黄色ランプが点滅し、起動不能になるトラブルです。
原因はCPUやGPUのハンダ剥がれ。修理は困難で、事実上“廃機”になります。
「懐かしさで初期型買ったら、YLODで3日で死んだ」
価格.comやXでもこうした報告が後を絶ちません。
薄型モデルにも油断できない落とし穴
一見コンパクトで使いやすそうな薄型(CECH-2000番台以降)でも、以下のようなリスクがあります。
- 光学ドライブの読み込み不良
- HDDの寿命切れによる起動不可
- 冷却ファンの異音や暴走
また、分解歴のある個体が多く、中古ショップでも状態確認が難しいという問題があります。
型番別のリスク早見表
型番 | 特徴 | リスク度 |
---|---|---|
CECHA00 | 初期型、PS2互換あり | 非常に高い(YLOD多発) |
CECHH00 | PS2互換なし、HDD小 | 高め |
CECH-2000以降 | 薄型、軽量化 | 中程度(ドライブ劣化) |
CECH-4000以降 | 超薄型、低消費電力 | 比較的安全だが動作は不安定な場合も |
見た目がキレイでも中身はボロボロ?
中古PS3は外観がキレイでも内部の熱劣化が進んでいるケースが多いです。
「起動する=安全」ではなく、数週間〜数ヶ月で突然故障するリスクを覚悟する必要があります。
中古購入=運ゲー状態?
とにかく、今のPS3は「買ってみないとわからない」要素が強く、中古購入は完全に“運”任せな状態になっています。
こうした状況を知らずに手を出してしまうと、数千円〜1万円を失って終わり…なんてことも。
修理受付はすでに終了済み

中古のPS3を買ううえで最も注意すべきポイントのひとつが、
「すでに公式の修理サポートが終了している」という事実です。
ソニー公式のサポートは完全終了
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、
2023年4月をもってPS3本体・周辺機器の全型番の修理受付を終了しました。
引用:PlayStation公式サポート
「必要な修理部品の在庫がなくなったため、すべてのPS3製品のアフターサービスを終了いたします。」
つまり、故障してもメーカーには一切頼れないということになります。
修理不可=故障=即ジャンク化
修理受付が終了しているということは、
買った中古PS3が壊れた瞬間に「完全に使えないゴミ」になる可能性が高いです。
特に以下のようなトラブルは自力で直すのは困難です:
- YLOD(イエローライト)
- ディスクドライブの故障
- 起動エラー・フリーズ
- 電源周りの異常
民間修理業者も少なく、費用が高額
一部の民間業者では非公式修理を請け負っている場合もありますが、
- 部品が入手困難
- 修理料金が1万円以上かかることも
- 直しても再発するケースあり
といったリスクもあります。
中古本体の価格より修理費の方が高くつくことすらあるのが実情です。
中古ショップの初期保証も限定的
大手ショップ(ゲオ・駿河屋・ハードオフなど)でも、
PS3中古本体の保証は「1週間〜1ヶ月」程度の短期が一般的。
しかも、保証対象は「電源が入らない」など初期不良に限定されることが多く、
後から起きた不具合には一切対応してくれないケースがほとんどです。
故障してもどうにもならない現実
総じて、中古PS3は「壊れた時点で詰む」機種になっています。
見た目は問題なくても、いつ壊れるかわからない――
それが中古PS3の最大のリスクです。
中古で買って後悔した人の声

「安いし懐かしいし、ちょっと試しに買ってみようかな」
そんな軽い気持ちで中古のPS3を購入し、後悔した人は少なくありません。
ここでは、実際の体験談を交えて“リアルな失敗談”を紹介します。
SNSや掲示板でよく見る声
中古PS3購入者の声をX(旧Twitter)や価格.com、Yahoo!知恵袋などから集めると、以下のようなものが多く見られます。
「読み込み音がガリガリしてて、2日でディスクが読めなくなった」
「安かったけど、すぐYLOD。電源すら入らなくなって捨てた」
「付属品が欠品していて動作確認できず、返品も不可だった」
故障パターンはバラバラ
- すぐ起動しなくなった(電源関連)
- 読み込みが不安定(ディスクドライブ劣化)
- ファンが異常にうるさい(内部劣化)
- HDMI端子が反応しない(基盤トラブル)
どれも購入直後は「正常に見えた」のに、時間が経つにつれて問題が浮き彫りになったケースが多いのが特徴です。
「買ってよかった」は少数派?
一方で「問題なく動いた!」という声も一部にはありますが、
それは運が良かっただけか、すでに分解清掃された“当たり個体”を引いた可能性が高いです。
中古市場では本体の状態確認が不完全なまま出品・販売されていることも多く、バクチ要素が強いという点は否めません。
後悔している理由トップ3
- すぐ壊れたのに返品・修理ができなかった
- PS2互換を狙って初期型を買ったらYLODで死亡
- 思い出補正で買ったけど、実際やりたいゲームが意外と少なかった
体験談から見える共通点
- 安さで飛びついた人ほど後悔している
- 初期型を選んだ人は高確率でトラブルに遭遇
- 故障しても文句が言えない中古購入の“落とし穴”
中古PS3は「懐かしさ」や「お得感」に引っ張られがちですが、
後悔している人の生の声から学ぶことは多いのです。
それでも欲しい人向け:安全な買い方と型番の選び方

「それでもどうしてもPS3で遊びたい!」
そんなあなたのために、なるべく安全に中古PS3を手に入れる方法をまとめました。
狙うべきは後期型(CECH-4000番台)
PS3には複数の型番が存在しますが、
中古で選ぶなら最終モデルの「CECH-4000シリーズ」が最もおすすめです。
理由:
- 発熱が少なく、YLODリスクが低い
- 軽量&省電力
- 故障報告が比較的少ない
※PS2との互換性はありませんが、安定動作を最優先するならこのモデル一択です。
避けるべき型番
型番 | 理由 |
---|---|
CECHA00(初期型) | YLODのリスクが非常に高い/PS2互換に惹かれがちだが超危険 |
CECHH00(中期型) | 修理部品がすでに枯渇/光学ドライブの劣化が多い |
分解済・改造済品 | 中古ショップで「ジャンク扱い」になっている場合が多く、動作保証なし |
安心できる購入場所は?
中古品の購入先にも注意が必要です。
なるべく動作確認済・保証付きの商品を選びましょう。
おすすめの購入先:
- ゲオオンラインストア(動作保証あり/返品可)
- 駿河屋(型番指定で購入可・状態ランク明記)
- メルカリ・ヤフオク(信頼できる出品者のみ/評価を要チェック)
- ハードオフ店舗(その場で動作確認できることも)
チェックすべきポイント
中古で購入する前に、以下の項目を必ず確認しましょう:
- 通電確認済みか
- コントローラー・ケーブル類が揃っているか
- 本体に傷・汚れ・異音はないか
- 出品者の評価やレビューが高いか
少し高くても「整備済み」が安心
「整備済み中古」や「メンテナンス済品」など、
ショップが内部クリーニングやパーツ交換をしている商品であれば、少し高くても安心感があります。
安さより“確実性”を重視しよう
たとえ数千円高くても、すぐ壊れないPS3を手に入れる方が結果的に得です。
「壊れた…」→「修理できない…」→「また買い直し…」の無限ループに陥らないために、
信頼できる個体選びが超重要です。
PS3の代わりに使える代替手段とは?

「PS3のゲームをまた楽しみたいけど、中古で買うのはちょっと怖い…」
そんな人のために、PS3の代替となる方法や機器を紹介します。
1. PS Now(PlayStation Plus プレミアム)
現在のPlayStation Plusには、「クラウドストリーミング」でPS3ソフトが遊べるプランがあります。
- 月額制で数百本のPSソフトがプレイ可能
- PS5/PS4で利用でき、ハードを買い直す必要なし
- ディスク不要でゲームをすぐ開始できる
※一部タイトルは操作遅延が気になるケースもあるので、体験して判断を。
2. RPCS3(PS3エミュレーター)
PCでPS3ゲームを動かす無料ソフト「RPCS3」も注目を集めています。
- 高性能PCが必要だが、安定性は年々向上
- セーブデータのバックアップやグラフィック向上も可能
- ディスク不要で快適プレイ
※正規のディスクから吸い出したソフトを使う必要があります。
違法なROMダウンロードはNGです。
3. PS4/PS5のリマスター版や互換タイトルを活用
人気の高いPS3ソフトは、PS4やPS5でリマスター・移植版として再登場していることが多いです。
例:
- ラスト・オブ・アス → PS4/PS5にリメイク
- ニノ国 → PS4にHD版が登場
- アンチャーテッド → リマスターコレクションあり
わざわざ不安定なPS3を買わずに、最新機種で快適に楽しめる可能性もあります。
4. 中古レンタルやゲームバーという選択肢も
一部地域には、昔のゲームが遊べる「ゲームバー」や「レトロゲームカフェ」があります。
また、PS3本体を短期レンタルできるサービスも存在します。
「遊びたいソフトだけ1週間試す」みたいな使い方なら、買うよりコスパが良い場合も。
まとめ:目的によって最適な選択を
目的 | おすすめ手段 |
---|---|
名作をじっくり遊びたい | PS Plus プレミアム or RPCS3 |
グラフィック強化版が欲しい | PS4/PS5のリマスター版 |
懐かしさを一度体験したい | レンタル or ゲームバー |
「思い出補正」で衝動買いせずに、今の技術やサービスで代替できないか?を一度考えてみるのがおすすめです。
まとめ
この記事では、「PS3の中古はやめた方がいい」と言われる理由を詳しく解説してきました。
ここでもう一度、重要なポイントを振り返ってみましょう。
PS3中古購入の注意点まとめ
- 本体の故障リスクが非常に高い
- 特に初期型はYLOD(黄ランプ)による致命的トラブルが多い
- 修理受付はすでに終了
- 壊れたらメーカー対応不可、実質“終わり”
- 後悔している人が多数
- SNS・掲示板でもネガティブな声が多い
- 選び方を間違えるとすぐ壊れる
- 型番と購入先の選定が超重要
- 代替手段も今は充実している
- PS Now、RPCS3、リマスター版で代用可能
それでも買うなら「型番・保証・状態」にこだわる
どうしてもPS3を手に入れたい場合は、以下を守ることが大切です。
- CECH-4000番台などの後期型を選ぶ
- ゲオ・駿河屋など信頼できる販売店で購入
- できれば保証付き or 整備済みを選ぶ
「後悔しない買い物」のために…
思い出のゲームを再び遊びたい気持ちはとてもよくわかります。
だからこそ、後悔しない選択をすることが大切です。
- 無理に中古を買わなくても楽しむ方法はある
- 故障のリスクやサポート終了をきちんと理解する
- 「安いから」ではなく「安心して使えるか」で判断を
PS3の中古購入は、慎重に!
この記事があなたの判断材料になれば幸いです。