コリウスは、鮮やかな葉色や花色で人気の多年草です。コリウスは、日当たりと水やりに気をつければ、初心者でも簡単に育てられます。しかし、コリウスは成長が早く、株が大きくなりすぎてしまうことがあります。大きくなりすぎたコリウスは、見た目が悪くなるだけでなく、根詰まりや病害虫の原因にもなります。そこで、この記事では、コリウスが大きくなりすぎる原因と対処法、剪定方法と時期、挿し木で増やす方法、肥料や水やりの注意点など、コリウスの育て方について詳しく解説していきます。
コリウスが大きくなりすぎる原因とは
コリウスが大きくなりすぎる原因は、主に以下の3つです。
- 日当たりが良すぎる
- 水やりが多すぎる
- 肥料が多すぎる
日当たりが良すぎる
コリウスは、日当たりが良い場所を好みますが、直射日光に当たりすぎると、葉が焼けたり、茎が伸びたりします。特に、夏場の暑い時期は、午前中の日光だけで十分で、午後は日陰に移動させるか、日よけをしてあげる必要があります。日当たりが良すぎると、コリウスは光合成を活発に行い、成長が早くなりますが、栄養が葉に偏ってしまい、根が弱くなります。また、葉が大きくなりすぎて、風通しが悪くなり、カビや虫などの病害虫の発生にも繋がります。
水やりが多すぎる
コリウスは、乾燥に弱いので、水やりはこまめに行う必要がありますが、水やりが多すぎると、根腐れや葉焼けの原因になります。水やりが多すぎると、コリウスは水分を吸収しすぎて、茎や葉がふくらみますが、根が酸欠になり、腐ってしまいます。また、水やりが多すぎると、土が常に湿っている状態になり、カビや虫などの病害虫の発生にも繋がります。
肥料が多すぎる
コリウスは、肥料に対する反応が良いので、肥料を与えると、葉色や花色が鮮やかになりますが、肥料が多すぎると、茎や葉が大きくなりすぎます。肥料が多すぎると、コリウスは栄養を吸収しすぎて、茎や葉が肥大化しますが、根が追いつかず、バランスが崩れます。また、肥料が多すぎると、土が塩分によって固まってしまい、水はけや通気性が悪くなります。
コリウスの剪定方法と時期
コリウスが大きくなりすぎた場合は、剪定をしてあげることで、見た目を整えるとともに、株の健康を保つことができます。剪定は、以下のように行います。
- 剪定は、春から秋にかけて、成長期に行います。冬は、休眠期なので、剪定は控えます。
- 剪定は、茎の先端から3～5節分を切り取ります。切り口は、節の上から1～2cmのところで、斜めに切ります。
- 剪定は、株の形に合わせて、均等に行います。株の中心部分や下部分も、風通しを良くするために、適度に切ります。
- 剪定は、株の1/3程度を目安に行います。あまり多く切りすぎると、株に負担がかかります。
- 剪定した茎は、捨てずに、挿し木で増やすことができます。
コリウスの挿し木で増やす方法
コリウスは、挿し木で簡単に増やすことができます。挿し木は、以下のように行います。
- 挿し木は、剪定した茎の先端から3～5節分を使います。茎の下部の葉は、すべて取り除きます。
- 挿し木は、水挿しと土挿しのどちらでもできますが、水挿しの方が成功率が高いです。水挿しの場合は、水の入った容器に茎を入れます。水は、常に清潔にして、週に1回程度交換します。
- 挿し木は、日当たりの良い場所に置きますが、直射日光は避けます。水やりは、土が乾いたら行います。肥料は、根が出てから与えます。
- 挿し木は、約1ヶ月で根が出ます。根が5cm程度になったら、鉢に植え替えます。植え替えの際は、排水性と通気性の良い土を使います。
コリウスの肥料や水やりの注意点
コリウスの育て方で重要なのは、肥料や水やりの管理です。肥料や水やりは、以下のように行います。
- 肥料は、春から秋にかけて、成長期に与えます。冬は、休眠期なので、肥料は控えます。
- 肥料は、液体肥料や緩効性肥料を使います。液体肥料の場合は、水やりの際に、2週間に1回程度与えます。緩効性肥料の場合は、土の表面に散布して、3ヶ月に1回程度与えます。
- 肥料は、株の大きさや状態に合わせて、量や回数を調整します。肥料が多すぎると、茎や葉が大きくなりすぎるので、注意します。
- 水やりは、春から秋にかけて、土が乾いたら行います。冬は、水分の蒸発が少ないので、水やりは控えめにします。
- 水やりは、朝か夕方に行います。昼間に行うと、葉に水滴が残って、日光によって焼けてしまう可能性があります。
- 水やりは、根元に直接水を与えます。葉にかかると、カビや虫などの病害虫の発生にも繋がります。
- 水やりは、鉢の底から水が出るまでたっぷりと行います。水やりが少なすぎると、根が弱くなります。
- 水やりは、鉢の底に溜まった水は、必ず捨てます。鉢皿に水が残っていると、根腐れの原因になります。
コリウスの種類や特徴による違い
コリウスには、さまざまな種類や特徴があります。コリウスの種類や特徴によって、育て方にも違いがあります。ここでは、代表的なコリウスの種類や特徴について紹介します。
レインボーコリウス
レインボーコリウスは、葉の色が虹色のように鮮やかなコリウスです。レインボーコリウスは、日当たりが良いと、葉色がより鮮やかになりますが、直射日光に当たりすぎると、葉が焼けてしまいます。レインボーコリウスは、水やりが多すぎると、葉色が薄くなってしまいます。レインボーコリウスは、肥料を与えると、葉色がより鮮やかになりますが、肥料が多すぎると、葉が大きくなりすぎます。
フラワーコリウス
フラワーコリウスは、花が咲くコリウスです。フラワーコリウスは、日当たりが良いと、花がより多く咲きますが、直射日光に当たりすぎると、花がしおれてしまいます。フラワーコリウスは、水やりが少なすぎると、花が咲かなくなります。フラワーコリウスは、肥料を与えると、花がより多く咲きますが、肥料が多すぎると、花が咲かなくなります。
ミニコリウス
ミニコリウスは、小型のコリウスです。ミニコリウスは、日当たりが良いと、成長が早くなりますが、直射日光に当たりすぎると、茎が伸びてしまいます。ミニコリウスは、水やりが多すぎると、根腐れや葉焼けの原因になります。ミニコリウスは、肥料を与えると、成長が早くなりますが、肥料が多すぎると、茎や葉が大きくなりすぎます。
以上が、コリウスの育て方についての解説でした。コリウスは、日当たりと水やりと肥料の管理に気をつければ、鮮やかな葉色や花色を楽しむことができます。コリウスは、剪定や挿し木で簡単に増やすこともできます。コリウスの種類や特徴に合わせて、育て方を工夫してみてください。コリウスの魅力にぜひ触れてみてください。
